2009-02-11

Hussein Chalayan








実験的で近未来的で、かつ静かでエレガントな雰囲気がすごく独特でかっこいいです。
そしてファッションデザイナーとしてはあり得ないほど内向きで哲学的。

映像作品の"Temporal Meditations"がいちばん印象的でした。彼の作品の中でも一番内向きと思われる。
彼の故郷であるキプロスを題材にしたものです。彼の作品の無国籍な雰囲気の根っこには、ギリシャとトルコ、つまりキリスト教とイスラム教の間で揺れ動いていて不安定なキプロスがあると感じました。(彼が4歳の時にキプロス島はクーデターで南北に分断される。)
そして無国籍の象徴、飛行機をよくモチーフにしてます。ほんとに飛行機などの乗り物とファッションが結びつくイメージがよくお似合いです。
それに比べるとどっしり安定した日本みたいな国にストレートにルーツを持つ者からは、こうゆう雰囲気は出てこないんじゃないかな。自分の内へと向かった結果が飛行機ってのは、まずありえない。

+81のインタビューで、もしファッションをやっていなかったら映像作家になっていただろうって言ってた。彼の映像作品をもっと見てみたいです。

2 comments:

nanao said...

私もチャラヤンすき!

クーデターで家を失って、ヒトトコロに安定するって概念が崩壊しちゃったんだってSKIN and BONESの時言ってたような気がする。。卒制してる時この人の作品すっごい見てたよ。
それも もう とっくり1年前ですなぁ

hashi said...

建築の人は特にチャラヤン好き多いよな!
やっぱ彼は故郷喪失してるんやね。SKIN and BONESの文章読んでないけど、まさにそんな感じが作品から伝わるよ。
ナナオの卒制はチャラヤンに影響受けてたのか。。。放浪の民やもんね。

もう卒制から1年以上経ちましたなー。早いもんで。