2010-07-09

Zone






フィンランドが夏至祭のため何もかもお休みになって、全くすることがなかったので、半ば仕方なく船で1時間半で行けるエストニアの首都タリンへ行ってみることにしました。初東欧。
港のすぐ側に巨大な廃墟があったのでぶらぶら入って行くと、巨大な煙突に「UN」とペイントされているが妙に気になる。どう見ても訳ありでしょ。
近づいてみると下に小さいキャプションがあって、読んでみるとなんとここはタルコフスキーの映画「ストーカー」のロケで使われた場所とのことでした。呪われたゾーンへの入り口。恐ろしくテンポの悪い銃撃戦を繰り広げて、主人公たちがゾーンへ侵入するところです。

それにしても外国人を迎える港を出て最初に出迎えるのが廃墟の煙突ってゆうのはかなりアナーキーです。もう30年以上前の映画で使われた廃墟がまだ廃墟のまま残ってるわけだし。
タリンは今は新しいビルがいっぱい建ち、世界遺産の旧市街は観光客で賑わってるし、タルコフスキー映画と違って天気も良かったし、概ね明るい街に見える。でもフィンランド人Kimmo氏の話によると、タリンは10年ほど前までは船を降りると物乞いがいっぱい寄って来るような貧しい街だったそう。街の周辺には急成長に取り残された重たい過去の遺産がまだまだ残っていて、なかでも巨大な廃墟の煙突は寡黙ながら遠くからでも異様によく目立つ。きっと誰が意図したわけでもないだろうけど。
帰りに港でヘビメタの野外コンサートが行われていました。大海原に向かってヘビメタ。。。
不思議な街だ。

2 comments:

Anonymous said...

ご無沙汰です。未だ天高の村田です。

Zoneと見えたのでもしやと思ったらやはりそうでしたか。

エストニアではないけどラトビアの首都(「リガ」やっけ)の塔も独特のアナーキーさをたたえた造形であったような記憶があります。TVで観ただけやけど。

Kimmo氏元気?

今夏、直島辺りのいろんな島で「瀬戸内国際芸術祭」とか銘打った大げさなイベントが行われるようです。いまいち食指が動かんのでスルーすると思いますが。

フィンランドの教会、ステキですな。

hashi said...

Zoneと見えただけでピンとくるとはさすがです。
旧ソ連の地域は怪しげなものがやっぱ多いですね。なかなか行く機会ないですけど。

Kimmo氏は元気でしたよ〜。フリーランスのデザイナーやってました。ヘルシンキでは彼の家にも少し居候しました。

直島には最近たくさんの兄弟ができたようですね。喜ばしいのかどうなのか、複雑な気持ちです。。。